トルコがスウェーデンのNATO提案を批准する時が来たとスウェーデンFMが語る:報道
ロイター通信によると、スウェーデンのトビアス・ビルストロム外相は水曜日、スウェーデンがトルコとの合意に基づく義務を履行していると述べ、スウェーデンのNATO加盟申請に対する批准手続きを開始するようトルコ議会に要請した。
これはトルコが安全保障上の脅威を理由にスウェーデンのNATO加盟を阻止したことを受けてのことだ。
昨年、スウェーデンとフィンランドは、ロシアのウクライナ侵攻に対抗して長年の軍事中立政策を撤回し、NATO加盟を申請した。 フィンランドは4月に同盟に加わったが、スウェーデンの参加はトルコの留保により遅れている。
トルコは以前、スウェーデンがNATO加盟承認の前提条件として首都ストックホルム内の反トルコ抗議活動を抑制する必要があると規定していた。
ビルストローム氏は国会会議中にロイターに対し、「われわれは必要な期待を果たしたと信じている。今こそトルコが議会で批准プロセスを開始する時だ」と語った。
同氏はスウェーデンが7月中旬のビリニュス首脳会議までにNATOに加盟する可能性について引き続き楽観的であり、「プランB」は存在しなかったことを認めた。
トルコの反対は、スウェーデンがトルコがテロ組織とみなしているグループのメンバーに避難所を提供しているとの信念から来ている。 これに応じてスウェーデンは、テロ組織への資金提供や支援の制限を強化することを目的とした新法を制定した。 スウェーデン政府によれば、この措置はマドリッドでトルコと締結された協定に基づく義務を果たすものである。
こうした措置にもかかわらず、トルコ政府は依然として懐疑的である。 過去数か月間、ストックホルムでの抗議活動では、トルコのタイイップ・エルドアン大統領の肖像が街灯にぶら下がったり、クルディスタン労働者党(PKK)を支持する旗が掲げられたりしてきた。トルコと多くの国際社会。
ビルストローム氏は、デモの権利が憲法上の権利であることを認めた一方で、「合法だからといって、それが必ずしも適切であるとは限らない」とも述べた。
ハンガリーもスウェーデンのNATO加盟をまだ批准していない。